木製スピーカースタンド Zaor MIZA V-Stand V42 レビュー

 

私は最近音楽などを聴く際のスピーカーに同軸2wayのモニタースピーカーであるTANNOY GOLD 5を購入したのですが、

 

そのTANNOY GOLD 5を設置する際のスピーカースタンドとして、今回新たにZaorのスピーカースタンドである「MIZA V-Stand V42」を購入しましたのでレビューをしていきたいと思います。

 

 

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Zaor MIZA V-Standを組み立てる際の注意点

 

Zaor MIZA V-Standの組み立ては、基本説明書が簡易的すぎますので、慣れていないと組み立てに時間がかかるかもしれません。

 

Zaor MIZA V-Standの組み立てる際の注意点としましては、最初の方に支柱の2枚の板を交差させて組み合わせる箇所があるのですが、この時、正解がこのようにねじを入れるところが外向きになるのに対して、

正解がこのようにねじを入れるところが外向きになる

板の組み合わせる向きを間違えてしまうと、このようにねじを入れるところが内向きに来てしまい、ねじを回す際にドライバーが入らなくなり大変苦労しますのでご注意ください。

ねじを入れるところが内向きに来てしまい、ねじを回す際に大変苦労しますのでご注意ください。

 

また、私の購入したMIZA V-Standだけかもしれませんが、組み立てる際に木くずが沢山出ましたので、掃除機をちょこちょこかけながら組み立てることをおすすめします。

 

 

AERSTOPパッドは取り外した方が良い!

 

Zaor MIZA V-Stand V42も含めてZaor製のスピーカースタンドには、このようにスピーカースタンドの天板にAERSTOPパッドと呼ばれるウレタン製?のパッドが取り付けられていることが多いですが、

ZAORのスピーカースタンドである「MIZA V-Stand」や「Croce Stand」には、天板にこのようなAERSTOPパッド(ウレタンスポンジ?)が接着してある

 

このAERSTOPパッドを個人的には音質的なことを考えますと取り外した方が良いかと思います。

 

Zaor MIZA V-Stand V42の商品説明を見ますと、AERSTOPパッドは共鳴を抑えるというようなことが書かれていますが、正直に言って、共鳴を抑えるどころか全体的な音域の音を吸収してしまうことで音がこもり音の抜けが悪くなってしまっているように感じます。

 

そもそも木製のスピーカースタンドなのに天板にウレタン製?のパッドを取り付けてしまったら、木製の良さが失われてしまうように感じます。

 

このAERSTOPパッドに対する不満は、他の方のレビューやTwitterなどを見ていても多くみられ、最初はZaor MIZA V-Standが木製でありながらもこの大きさで2万円程とコストパフォーマンスが高いことから購入の選択肢として入っていたような方でも、AERSTOPパッドが天板に付いているということで購入の選択肢から外したというような方も見受けられました。

 

しかし、このAERSTOPパッドですが、どのご家庭にもある、ある物を使うことでこのように簡単に取り外す(剥がす)ことができます。

ZAORのスピーカースタンドの天板に取り付けられているAERSTOPパッドはドライヤーを使うことで剥がすことができる

それですので、もし、今この記事をご覧になっている方の中でZaor MIZA V-StandにAERSTOPパッドが付いているから購入するのをやめようや購入しようかどうか迷っているような方などがいましたら、こちらの記事に書きましたようにAERSTOPパッドは簡単に取り外すことができますのでご安心ください。

 

私は、このようにZaor MIZA V-Standの天板についているAERSTOPパッドを剥がして使用していますので、下の段落で紹介するレビューについては、AERSTOPパッドを剥がしてある状態でのレビューだと思ってご覧になっていただければと思います。

 

Zaor MIZA V-Stand V42 レビュー

 

デスクの上に置いた時とスピーカースタンドの上に置いた時との違い

 

デスクの上にスピーカーを置いて音楽を聴いていた時は、スピーカーのツイーターと自分の耳の高さが全く合っていなかったのと、スピーカーと自分との距離が70cm程とリスニングポジションが近すぎた影響からか、ヘッドホンで音楽を聴いた時のような音の奥行が感じない音場が狭い感じになってしまっていました。

 

しかし、スピーカースタンドの上にスピーカーを置くことで、スピーカーのツイーターと自分の耳の高さが合い、スピーカーと自分との距離も1.3m程と距離を確保することができ、しっかり音の奥行が感じられるようになり、音の定位感も良くなりました。

 

天板が広いので大きめのスピーカーでも設置することができる

 

MIZA V-Standは、天板の大きさが30㎝と広いので大きめスピーカーでも設置することができるかと思います。

 

私はMIZA V-Standに5インチのモニタースピーカーであるTANNOY GOLD 5を設置していますが、TANNOY GOLD 5は比較的に奥行があるスピーカーなのにもかかわらず、それでもMIZA V-Standの天板にはまだ余裕があるなと感じます。

 

中々2万円程度のこの大きさの木製のスピーカースタンドでこの広さの天板があるスピーカースタンドはないのではないでしょうか。

 

若干作りが甘い箇所がある

 

全体的には、木製でこの大きさで2万円程度の割には作りがしっかりしているとは思うのですが、若干作りが甘い箇所が2箇所ありました。

 

1箇所目は、木製のパーツとパーツを重ね合わせて固定する際のねじ穴の開け方が雑な箇所があり、木くずがねじ穴から取り除かれず、ねじ穴の中に挟まったままとなっていました。

 

2箇所目は、1箇所目に関連して、ねじ穴の開け方の深さが均等ではないためか、スパイクを同じように回した状態でも一箇所だけ他のスパイクとは高さが合わないということが起こりました。

 

一応この部分に関しては、MIZA V-Standはスパイクのねじを締める程度によって高さを調節できる製品であったため、高さが合わない部分のスパイクだけのねじを締めることで事なきを得ましたが、このねじ穴の部分に関してだけは全体的に雑だなと感じました。

 

耐震性

 

MIZA V-Standを購入してから今このレビュー記事を書いているまでの間に最大で震度4の地震がきましたが、この程度の地震では全くビクともしなかったです。

 

恐らく震度6レベルになりますと危なさそうですが、震度5程度までは全く倒れる心配はないかと思います。

 

正面にあるZaorのロゴがダサい

 

MIZA V-Standは、このように正面にZaorのロゴが書かれているのですが、正直に言ってここに描かれているのはダサいなと感じてしまいます。

TANNOY GOLD 5をZaorのスピーカースタンドである「MIZA V-Stand V42」に置いて音楽などを聴いている

 

このロゴがなければ全体的にシックな感じで良いなと思うのですが、このロゴがあることで若干チープ感が出てしまうように思います。

 

もし、私のようにZaorのロゴが書かれているのが嫌な方は、5、6千円程高くなってしまいますが、Zaorのロゴが書かれておらず、よりシックなデザインをしているこちらのZaorのスピーカースタンドがおすすめです。

 

 

 

まとめ

 

私はZaor MIZA V-Standについて若干作りが甘い点については不満な部分もありますが、概ね満足しています。

 

特にZaor MIZA V-Stand以外の木製で42インチといった大きさのスピーカースタンドを購入しようと思いますと、5万円ほどはしてきてもおかしくないと思いますので、その点のことを考えますと、2万円程度でこのクオリティのスピーカースタンドを購入することができるのは大変コストパフォーマンスが高いかと思います。

 

 

 

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