私は7年ほど前にゼンハイザーのヘッドホンであるHD650を購入し、購入してからほぼ毎日使用していたのですが、流石にそれだけ使っていますと イヤーパッドとヘッドパッドが新品と比較してこのように大分くたびれてきてしまっており、これは交換してみた後で気づいたことなのですが、「本当に同じヘッドホンなの?」と感じるくらいかなり音質にも影響してしまっているほどでした。
(イヤーパッドはこれを見るとまだクッション材があるように見えますが、実際には新品と比較すると9割または限りなく0に近いぐらいクッション材が無い状態でしたので、交換した今になって考えるとヘッドパッドの意味を成していなかったと思います。)
そこで今回はこのくたびれてしまったゼンハイザーHD650のイヤーパッドとヘッドパッドを
こちらの交換用のイヤーパッドとヘッドパッドを用いて
このように交換しましたので今回はその交換方法について詳しく紹介していきます。
(HD650以外の機種でも以下の機種においては、作りが似ており今回紹介するHD650の方法を当てはめることでイヤーパッドとヘッドパッドを交換することができるかと思いますので、HD650以外の以下の機種の方でもイヤーパッドとヘッドパッドを交換する予定の方は、この記事をご覧になり参考にしていただければと思います。)
・HD600
・HD580
・HD580Jubilee
・HD565
・HD545
・HD660S
ゼンハイザーHD650の交換用の純正のイヤーパッドとヘッドパッドはどれか?
ゼンハイザーHD650の交換用の純正のイヤーパッドはこちらで
(純正のイヤーパッドにはスポンジのフィルターも付属していますので、別途購入する必要はありません。)
※純正のイヤーパッドの商品名にはHD580用となっていますが、HD650も含めて以下の機種に対応していますのでご安心ください。
適合機種
・HD650
・HD600
・HD580
・HD580Jubilee
・HD565
・HD545
・HD660S
HD650の純正のヘッドパッドはこちらになります。
ゼンハイザーHD650の交換用のイヤーパッドやヘッドパッドの中には純正では無いものもあり、純正では無い方が値段も安かったりしますが(YAXI製のものに関しては純正のものよりも値段が高いです。)、純正と比べますと品質がいまいちであったり、聴こえ方に大きな違いが出てきてしまいますので、個人的には値段が高くとも純正のイヤーパッドを購入することをおすすめします。
また、純正であってもゼンハイザーHD650の交換用のイヤーパッドやヘッドパッドの中には、適正価格より倍の値段で売られていることも多々ありますので、ご注意ください。
(この記事を書いている2022年1月時点ですと、イヤーパッドは4500円前後、ヘッドパッドは1200円前後が適正価格ではないかと思います。イヤーパッドに関してはAmazonでも適正価格のものがありますが、ヘッドパッドに関してはAmazonですと2900円と適正価格で販売されていませんので、楽天のビッグカメラで購入するのが良いかと思います。)
ゼンハイザーHD650のイヤーパッドの交換方法
ゼンハイザーHD650のイヤーパッドを本体から取り外す方法
まず、イヤーパッドの内側の奥の方に人差し指から小指までを入れて軽く引っ掛けた状態&イヤーパッドの外側を親指で支えながら、本体のドライバーユニットの溝にはまっているイヤーパッドを少しずつ引っこ抜いていきます。
そうしますと、イヤーパッドをこのように本体から取り外すことができます。
ゼンハイザーHD650のイヤーパッドを本体へ取り付ける方法
まず、本体のドライバーユニットの上に
このようにスポンジのフィルターを載せます。
次にイヤーパッドをスポンジと一緒に巻き込みながら銀色の楕円のドライバーユニットの周囲にある溝に少しずつ押し当ててはめていきます。
(イヤーパッドが本体の溝にはまりますと「カチッ」とした音がします。イヤーパッドの向きは恐らく上下関係ないと思います。)
イヤーパッドを溝にはめて軽く引っ張っても取れないよう状態であればイヤーパッドの取り付けは完了となります。
ゼンハイザーHD650のヘッドパッドの交換方法
ゼンハイザーHD650のヘッドパッドを本体から取り外す方法
①「MADE IN ○○」と刻印されたプラスチック製の蓋を取り外す
まず、本体のヘッドパッドの付近の両端にヘッドパッドが本体から外れないように固定するための「MADE IN ○○」と刻印されたプラスチック製の蓋が取り付けられていますので、その2つの蓋の内のどちらかを取り外していきます。
※この蓋の取り外し方は、細めの小さなマイナスドライバーなどをご用意し、それを蓋の隙間に軽く差し込んで上に慎重に持ち上げることで蓋をパカッと取り外すことができます。
(因みに本当はイヤーパッド側(下側)の方の隙間からマイナスドライバーを入れて蓋を外した方が良いみたいなのですが、私の場合ですとそれだと却って失敗してしまいそうでしたので、ヘッドパッド側(上側)の方から取り外していきましたが、特に問題なく取り外すことができました。)
②ヘッドパッドを横にスライドさせながら本体から取り外す
どちらかの蓋を取り外すことができましたら、次にヘッドパッドの端の部分だけクッション材がないほぼプラスチックだけの部分がありますので、そこを軽く摘まんで横に少しずつスライドさせながらヘッドパッドを取り外した蓋の方から抜いていきます。
そうしますと、ヘッドパッドを本体から取り外すことができます。
ゼンハイザーHD650のヘッドパッドを本体へ取り付ける方法
まず、ヘッドパッドの端のクッション材がない部分を今度はヘッドパッドを本体から取り外した時とは反対に取り外した蓋側の方から横にスライドさせてヘッドパッドを本体の奥にに差し込んでいきます。
このように本体の奥の方までヘッドパッドを差し込みましたら、最後に「MADE IN ○○」と刻印されたプラスチック製の蓋を本体に取り付けて完了となります。