2020年9月30日に私宛にエックスサーバーから、今使用しているサーバーよりスペックがアップした新サーバーへエックスサーバーの「新サーバー簡単移行」機能を利用して簡単に移行できるというお知らせが来ましたので、今回は、そのエックスサーバーの「新サーバー簡単移行」機能を用いて旧サーバーから新サーバーへ移行する方法の手順について紹介していきます。
新サーバーへ移行するまでの手順
①エックスサーバー契約管理ページ内にある「新サーバー簡単移行」を選択する
まず、エックスサーバーの管理画面へログインをし、エックスサーバー契約管理ページ内にある「新サーバー簡単移行」を選択します。
(今回は、リニューアル版のエックスサーバーの管理ページを例に紹介しましたが、従来版の場合は「各種お手続き」内にある「新サーバー簡単移行」を選択します。)
②「データコピー申請」を選択する
次に「新サーバー簡単移行」内にある「データコピー申請」を選択します。
③移行したいサーバーに間違いがないかを確認したうえで「データコピー申請」をもう一度選択する
次にデータコピーの申請を行う前の最終確認の画面が表示されますので、ご自身がデータコピーの申請を行いたいサーバーに間違いがないかを確認したうえでもう一度「データコピー申請」を選択します。
④データコピー申請を受理したという画面が表示されていれば、データコピーが開始され完了するまで数時間~最大72時間待つ!
データコピーの申請が受理されますと、このような画面が表示されますので、この後はデータコピーが開始され、そのデータコピーが完了するまで数時間~最大72時間待ちます。
このデータコピーは、コピーの開始時と完了時にメールにてお知らせされますので、最低数時間おきにメールをチェックしておくのをおすすめします。
(因みに私の場合は、比較的深夜帯に申請したこともあってか、申請してから10分ほどでデータコピーが開始され、その10分後にデータコピーが完了しました。)
データコピーが開始されますと、データコピー中は「新サーバー簡単移行」内はこのような画面が表示されます。
⑤新サーバーへの切り替えを行う
データコピーが完了しますと、「新サーバー簡単移行」内はこのようなページが表示されますので、そのページ内に記載されている移行先のサーバーへアクセスできる時刻が来ましたら、「サーバー切り替え」を選択します。
(この時、私の場合は正常にデータコピーが完了しましたので、データコピーが完了し移行先のサーバーへアクセスできる時刻が来たのと同時に新サーバーへの切り替えを行いましたが、何か不具合やエラーなどを吐いたりしてデータコピーが正常に完了しなかったような方は、Xサーバーのマニュアルのページ内にある動作確認の方法などから移行先のサーバーの状態の確認をしておくことをおすすめします。)
「サーバー切り替え」を選択しますと、新しいサーバーへ切り替える最終確認ページが表示されるので、そのページ内に記載されている注意事項などをよく確認したうえで「サーバー切り替えをする」を選択します。
そうしますと、新しいサーバーへ切り替えが始まりますので、終わるまで少し待ち、最後にサーバーの切り替えが完了しましたと表示されていれば新サーバーへの切り替えは完了となります。
旧サーバーと新サーバーのハードウェアのスペックの比較&旧サーバー時と新サーバー時のサイトの使用の体感上の比較
私が2020年10月に行ったXサーバーの旧サーバーから新サーバーへの移行した際の双方のサーバーのハードウェアのスペックは以下の通りです。
これだけをご覧になっただけでは違いがよくわからないという方向けに簡単に説明しますと、まず、CPUが「48コア96スレッド」と旧サーバーのCPUから新サーバーのCPUになって倍になり、処理速度も約1.5倍になったことで、より大量のアクセスに耐えることができるようになりました。
また、メモリーも256GBから512GBと2倍になりプログラム処理性能が向上させることで、より一層高速かつ安定した動作が可能になっています。
さらにこのスクショしたものには記載されていませんが、新サーバーにはPCI Express (PCIe) を通じて接続するNVM ExpressタイプのSSDをRAID10(ストライピング+ミラーリング)構成していますので、読み込み速度が最大で14倍以上に向上しています。
このように従来のXサーバーのサーバーと比較して2020年のXサーバーの新サーバーはかなりの高スペックのハードウェア構成となっていますので、既にXサーバーからメールで新サーバーへの移行をおすすめするお知らせメールが届いているのにもかかわらず、まだ旧サーバーから新サーバーへ移行していない方は絶対に移行しておくことをおすすめします。
私も実際に新サーバーへ移行してみて、これだけの高スペックの構成ですので、ある程度違いが判るぐらいには違いが出るかなと思っていましたが、そのように思っていた以上に一目で判るぐらい全体的な動作が機敏になり、サイトの管理などがよりしやすくなりました。