WordPressのプラグインのアップデートは自動更新に設定するべき?

 

今までは、WordPressのプラグインのアップデートをする際には、ご自身で手動でアップデートするしか方法はありませんでしたが、2020年8月11日にリリースされたWordPress5.5よりWordPressのプラグインのアップデートの自動更新機能が追加されました。

 

そのWordPressのプラグインのアップデートの自動更新機能ですが、デフォルトでは無効になっており、「自動更新を有効化」をクリックすることで有効になり、

WordPressのプラグインのアップデートの自動更新機能はデフォルトでは無効になっており、「自動更新を有効化」をクリックすることで有効になる

 

次回プラグインのアップデートがされる際にこのようなメールが届き、プラグインが自動でアップデートされるようになっています。

WordPressのプラグインのアップデートの自動更新が有効化されると次回のプラグインのアップデートがされる際にこのようなメールが届く

 

今回は、このWordPressのプラグインのアップデートの自動更新機能を有効化して自動でWordPressのプラグインのアップデートがされるようにした方が良いのか、それとも、今まで通り手動でWordPressのプラグインのアップデートを行った方が良いのかについて、この記事の内容に関連した最近私にあった出来事なども交えながら紹介していきます。

 

 

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WordPressのプラグインのアップデートは絶対に手動で行うべき!

 

まず、結論から申し上げますと、私がここ数か月実際にWordPressのプラグインのアップデートの自動更新機能を有効化にしてみたうえで、個人的にはWordPressのプラグインのアップデートは絶対に自動更新にしない方が良いと感じました。

 

私がそのように思った理由について実際に私自身が体験したことなどを交えながら紹介していきます。

 

WordPressのプラグインのアップデートが来てからそのプラグインのアップデートがされるまでの時間差がないため、事前にアップデートの内容を確認することができない

 

記事の冒頭でも紹介しましたが、WordPressのプラグインのアップデートの自動更新機能を有効化して自動でWordPressのプラグインのアップデートがされるように設定しますと、次回プラグインのアップデートが来た際にこのようなメールが届き、プラグインが自動でアップデートされるようになっています。

WordPressのプラグインのアップデートの自動更新が有効化されると次回のプラグインのアップデートがされる際にこのようなメールが届く

 

しかし、このメールは「この時間帯に何々のプラグインのアップデートを行いますよ。」というお知らせではなく、「もう既に何々のプラグインのアップデートを行いましたよ。」という事後報告のお知らせですので、プラグインのアップデートが来てからプラグインのアップデートがされるまでの時間差がなく、通常WordPressのプラグインのアップデートを手動で行う際にはすることができるプラグインのアップデート内容を事前に確認することができません。

 

それですので、新しいバージョンのプラグインが来てからアップデートを行う前にそのプラグインに不具合が見つかったとしても、自動更新では手動でアップデートをしていた時のように不具合が解消されるまでアップデートをするのをやめておいたりして様子見をしておくなどの臨機応変の対応をすることができません。

 

 

確かについ最近までの私もそのように思っていたので、その気持ちはわかるのですが、

 

しかし、私の場合は、ここ3年ほどWordPressを使用してきて一度も使用しているプラグインの不具合に遭遇することがなかったので、ここ最近は特にプラグインのアップデート内容を見ることなく、アップデートが来たらすぐにアップデートを行っていました。

次の段落で紹介するある事件が起きたことで考えを改めることになりました。

 

WordPressのプラグインに不具合が発生すると、最悪サイト自体にアクセスができなくなってしまう

 

上の段落で自動更新でのプラグインのアップデートは、手動でのアップデートのようにアップデートの前に事前にプラグインのアップデート内容を確認することができず、また、アップデートが来てから不具合が起きていないかなどの様子見をすることができないので良くないと言いましたが、つい最近までの私は、ここ数年WordPressを利用してきて一度もそのようなプラグインの不具合に遭遇することがなかったので、一々毎回手動でプラグインの更新をするのは面倒くさいなと思い、WordPress5.5でプラグインの自動更新機能が実装されてからは、プラグインの自動更新機能を有効にしてプラグインのアップデートが来たら自動でアップデートが行われるように設定していました。

(この記事をご覧になっている方の中にもこの時の私と同じ考えの方も少なくないかと思います。)

 

しかし、少し前に記事のアクセスランキングを表示してくれるプラグインである「Simple GA Ranking」がアップデートでこのメールに記載されているように不具合を起こし、それによってサイト自体にアクセスができなくなってしまいました。

「Simple GA Ranking」がアップデートで不具合を起こし、それによってサイト自体にアクセスができなくなってしまった

幸い私の場合は、そのプラグインの不具合が発生した日が休日で尚且つちょうど記事を書いている最中でしたので、このメールの案内に記載されている通りにリカバリーモードでダッシュボードへアクセスをし、原因となっているプラグイン(Simple GA Ranking)を停止することで無事サイトにアクセスすることができ、サイトにアクセスできない時間帯も30分ほどと少しの被害で済みましたが、もし、平日でサイトに手が付けられない時間帯に起きて何時間も対処できなかったかもしれないことを考えますと、WordPressのプラグインのアップデートの自動更新は非常にリスクが高いと感じました。

 

 

まとめ

 

私は正直言ってこの出来事が起きる前までは、私のWordPressのサイトにはサイトの構成の根幹に影響を及ぼすような大それたプラグインを使用していないので、プラグインのアップデートでの不具合が万が一起きたとしてもそのプラグインが使用できなくなる程度かなと甘く考えていました。

 

しかし、ランキング表示する程度のプラグインの不具合でも今回サイト自体にアクセスができなくなる事態になりましたので、この記事をご覧になっている方の中で、もし、以前の私のようにWordPressのプラグインのアップデートをいちいち一つ一つ確認してからアップデートするのは面倒くさいなどの理由から自動更新の設定にしている方がいましたら、面倒くさいと思ってもWordPressのプラグインのアップデートの際には、自動ではなく手動で行い、プラグインによるサイトの不具合が起きないかをしっかり一つ一つ確認してからアップデートを行うようにしてください。

 

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