1年程前にデータ復元ソフトであるMiniTool Power Data Recovery無料版(V11.8)のレビュー記事を書きましたが、
今回それの最新版であるMiniTool Power Data Recovery無料版(V12.2)が出ましたので、V11.8との違いを中心に実際に使用してみてのレビューなどをしていきます。【依頼元:Minitool社】
MiniTool Power Data Recovery無料版(V12.2)の導入方法
①MiniTool Power Data Recoveryのセットアップファイルをダウンロードする
まず、こちらのMiniTool Power Data Recoveryの製品ページへアクセスをし、
MiniTool Power Data Recovery – Windows用の信頼できるファイル回復ソフトウェア
MiniTool Power Data Recoveryは、ほとんどのデータ損失状況で HDD、SSD、外付けハードドライブ、USBメモリ、SDカードからデータを回復するように設計された最高のデータ回 ...
www.powerdatarecovery.com
「今すぐダウンロード」をクリックして、MiniTool Power Data Recoveryのセットアップファイルをダウンロードします。
②セットアップファイルを起動し「今すぐインストール」をクリックしてMiniTool Power Data Recovery無料版をインストールする
次にダウンロードしたMiniTool Power Data Recoveryのセットアップファイルを起動し、
「今すぐインストール」をクリックして「MiniTool Power Data Recovery無料版」をインストールしていきます。
そして「MiniTool Power Data Recovery無料版」のインストールが完了しますと、このような画面が表示されますので「今すぐ開始」をクリックして
MiniTool Power Data Recoveryが正常に起動できれば完了です。
MiniTool Power Data Recovery無料版(V12.2)の使用方法
今回はMiniTool Power Data Recovery無料版(V12.2)でデータを復元する方法の紹介例として、USBから削除したMP4形式の動画データを復元してみたいと思います。
①復元したいデータが入っているデバイスにマウスカーソルを合わせ「スキャン」をクリックする
まず、復元したいデータが入っているデバイスにマウスカーソルを合わせ、それで表示される中にある「スキャン」をクリックします。
そうしますと、このようにスキャンが始まりますので終わるまでしばらく待ちます。
②復元したい動画を選択した状態で「保存」をクリックする
スキャンが終わりましたら、次に復元したい動画にこのようにチェックマークを入れて選択した状態で「保存」をクリックします。(ファイルの中身を確認したい場合は「プレビュー」をクリックすることで中身を確認することができます。)
③ファイルを復元する際の保存場所を指定し、「OK」をクリックする
次にファイルを復元する際の保存場所を指定し、「OK」をクリックします。
※ファイルを復元する際に指定する保存場所は、元のデータが入っていたデバイスにではなく、なるべく別なデバイスへ保存するように指定しておくことをおすすめします。
そうしますと、ファイルの復元が開始されますのでしばらく待ち、最後にこのようなポップアップが表示されていればMiniTool Power Data Recoveryを用いたデータ復元は完了となります。
因みに復元したデータはこのように保存されます。
MiniTool Power Data Recovery無料版(V12.2)レビュー
V11から大きく変わるわけではなく、直感的な操作のしやすさはそのままにデータ復元の強化やスキャンの強化、バグの修正など細かなアップデートがされている
今回、私は以前レビューしたMiniTool Power Data Recovery無料版(V11.8)の時の情報のまま、敢えてV12の情報には触れずにMiniTool Power Data Recovery無料版(V12.2)を使ってみたのですが、使ってみての第一印象は、正直普通に使用している分にはV11との違いがよくわからなかったです。
MiniTool Power Data RecoveryはV11の時点で既にユーザーインタフェース含めて完成されていた印象でしたので、バージョンが隠されていたらV11とユーザインターフェースもほぼほぼ変わっていないV12との違いは判らなかったと思います。
それですので、一通りMiniTool Power Data Recovery無料版(V12.2)を使ってみた後にV11からV12になってどのようなアップデートがされたのかを調べてみたところ、V12になって以下のアップデートが施されていました。
どうやらV12になって様々な状況でのファイルの復元サポートの拡充や様々な細かいバグの修正がされているようです。
他社製のソフトですと、アップデートされる度に安定性を度外視でとにかく新しい機能を追加していくことも少なくなく、小さなバグはそのまま放置されていることも珍しくないような気がしますが、MiniTool Power Data Recoveryの場合は、むやみやたら新しい機能を追加していくのではなく、様々な状況でも確実にデータの復元ができるということを第一にユーザー目線でアップデートしているのではないかなという印象を受けました。
無料版のV12.2でもスキャン結果の読み込みができないのと復元できるファイルのサイズの合計が1GBまでなのは変わらない
MiniTool Power Data Recovery無料版(V12.2)は、V11の時と同じようにスキャン結果は保存することができますが、そのスキャン結果は読み込むことはできません。
また、復元できるファイルのサイズも合計1GBまでとなっています。
私は無料版でスキャン結果が読み込めない仕様は納得がいくのですが、無料版とはいえ、今の時代復元できるファイルのサイズが1GBまでというのはどうにかならないのかなと思っています。
その理由としましては、確かに他社の復元ソフトも無料版だと復元できるファイルのサイズが1GBまでであることがほとんどですが、動画編集などをしている方にとって最近主流にになりつつある4K動画とかを復元しようとすると、あまり長くない動画でも1GBは優に超えるので、そうなりますと、例えば、動画編集をしている方などが復元ソフトを探していたとしても、MiniTool Power Data Recovery無料版(V12.2)は1GBまでしか復元できないので、試すにも有料版の方をはじめから購入して試すしかないからです。
※MiniTool Power Data Recoveryは30日間の返金保証がありますので、有料版の方で試すこともできなくはないですが、まずは無料版でいろいろと確かめることができるのに越したことはないかと思います。
それですので、個人的には無料版でも復元できるファイルのサイズを合計で10GBぐらいまで増やしてほしいなと思います。
まとめ
今回はデータ復元ソフトであるMiniTool Power Data Recovery無料版(V12.2)をV11と比較しながらレビューしてきました。
MiniTool Power Data RecoveryはV11の時点でも完成されていた印象を受けていましたが、V12.2になってユーザインターフェースはほぼほぼ変わらないものの、様々な状況でのファイルの復元サポートの拡充や様々な細かいバグの修正などユーザー第一の様々なアップデートがされていました。
しかし、V12.2になっても無料版ではスキャン結果を保存できても読み込むことができなかったり、復元できるファイルのサイズが合計で1GBまでなのはV11の時と変わらないので、基本的には無料版で試してみて有料版のMiniTool Power Data Recoveryを購入することをおすすめします。
MiniTool Power Data Recovery – Windows用の信頼できるファイル回復ソフトウェア
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